次郎柿のシュトーレン
愛知県田原市にある日本一美味しいシュトーレンを作るパン屋さん"こもぱん"が石巻山の麓にある "石巻柿工房" の農林水産大臣賞を受賞したセミドライ次郎柿を使用して作ったシュトーレンです。
愛知県田原市にある日本一美味しいシュトーレンを作るパン屋さん"こもぱん"が石巻山の麓にある "石巻柿工房" の農林水産大臣賞を受賞したセミドライ次郎柿を使用して作ったシュトーレンです。
石巻町は比較的温暖な気候の土地柄ですが太平洋からの南風が強く昼夜の寒暖の差が激しくもあり、この温度差により実が締まり、芳醇な甘みの柿が出来ます。さらに石巻柿工房の扱う次郎柿は一本の木から収穫する果実の量を制限しているため高い糖度と緻密な果肉の高品質な柿が収穫されます。
石巻柿工房 代表 原田愛子さん
次郎柿の収穫時期は10月中旬から11月くらいまでで、実がすぐに柔らかくなりやすいこともあって、生で食べられる期間はとても短く出荷前に柔らかくなってしまった柿は流通には出せないため廃棄せざるを得ませんでした。この状況を打開するため、石巻の柿農家である原田愛子さんは柿の加工商品を作るための会社「石巻柿工房」を設立します。 次郎柿の特徴は堅めでも甘いことから他の品種の柿では難しいサクッとした食感を楽しめるセミドライ柿を商品化することに成功しました。
こもぱん 代表 菰田 好則さん
石巻山で開催しているマルシェ「日曜のひるま」で共に出店されていた「こもぱん」と「石巻柿工房」が出店をきっかけに出会ってコラボレーションすることに。毎年クリスマス時期に「こもぱん」で販売しているシュトーレンに「石巻柿工房」のセミドライ柿を使用した、まさに石巻メイドのコラボ商品が完成しました。 シュトーレンに柿を生で使用すると他の食材に負けてしまうところセミドライ柿は乾燥させたことで味が凝縮されており、洋酒の香りにも負けず存在感を楽しめる仕上がりになっております。
クリスマスの4週間前から毎日薄くスライスして食べるシュトーレン。クリスマスまで味の変化を楽しみながら食べるのもシュトーレンの醍醐味です。 慌ただしい年の瀬だからこそ一休みして日ごとに味わいが深まる甘いシュトーレンを楽しみながら一年を振り返るのもいいですね。